
ご存知の方もいると思うけど、「シェフ・ワトソン」
彼はIBMが2011年から開発している、「創造のできる人工知能AI」のシェフ。
このAIシェフは食材や調理法の提案をする人工知能であり、「人工知能が料理を創造するのに必要なのは、「質」=おいしさ、「新しさ」=味わったことのない驚きを作り出せるかどうか」と書かれたものを読んだ時、なるほどと思った。
実際に彼の提案した料理を作った料理人には「思いもしなかった組み合わせ」と言わせ、食べた人の評判もすこぶるいいものが多い。
そんな彼が凄いのは、その創造は単独の思考であり、冷蔵庫の残り物を有効活用などという技も持ち合わせている事。食品ロスを軽減したり、病気を未然に防ぎながら好みにあった料理を提案してくれるという。
思いもしなかった組み合わせや料理は魅力的だと思う。
しかし、定番の安心感と美味しさも捨てられないのも事実。
食事の満足度は、その時の気分やわがままをどれほど満たしてくれるか。
そこも大事なポイントだろう。
さらに今後、料理を作るロボットが登場し、上手に作ってくれたらそりゃあ助かる!
個人レベルあれば、「どう?美味しい?どうよ、どうどう??」などと出来上がりに興味を持ち、時には「わがまま並べやがって、結局いつものじゃんかよ、ケッ!」などと言い合いをしながら献立を決めてくれたら、彼は本当にいいパートナーになってくれる気がする。
要は献立にしても料理にしても、時には失敗したり、献立を何にするか言い合いをしたりと、適度な反逆やコミュニケーションが取れてナンボってこともあるんじゃなかろか。
すでに老人の域まであと一歩と迫っているワタクシ。
果たして人工知能が提案し、ロボットが作る料理を食べるまで生きてるのか?
そっちの方が心配なのであります。
※パティシエぼう然! ワトソン提案のマヨネーズ入り手作りチョコ(日本IBM Think Watson)
※ワトソンのレシピ検索はこちらで!(IBM Chef Watson)


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