言い訳しながら報告します

現役の学校栄養士が写真とイラストで報告する、言い訳の日々。

 

隙間の結論


Category: 学校の出来事   Tags: ---

20150629階段






4月25日に「隙間の理由」という記事を書いた。

この中で、無人リフトでも1センチでも隙間があると動かない、その理由は何だろか?
と自ら疑問を言っておきながら、5月の点検では業者さんに聞くのを完全に忘れていた。
そして6月初め、リフトが動かず冷や汗をかいたおかげで、今月は点検日を待ちかね、さらに業者さんが来たら(やっぱり忘れないように)点検が始まる前にとっ捕まえて理由を聞いてみた。

・・・で、難しいことはすでに忘れているんだけど(オイオイっ!)、隙間が開くリフトはひと世代前のタイプで、動かした時の保守安全上、いたしかたないということだった(もんのすごいザックリ・・・)

しかし、今の安全基準は「隙間が開かない」ことだという。

そのきっかけとなったのが、新宿歌舞伎町の雑居ビル火災(2001年9月1日)で44人もの方が無くなった火災事故だという。

あの時、多くの方が煙に巻かれた大きな原因が、エレベータや階段など縦に煙突となる構造物。

あの火事も階段は物が置かれていて防火扉が作動しなかったことが、大事故になった大きな要因だという。階段と同じく煙突の役目をするエレベーターも、扉の隙間から煙がもれることがないようにということで、隙間がない構造に変わったらしい。

弁当を運ぼうと思ってリフトが動かなかった・・・って、その時はヒーーーっ!であっても、人命に関わる事故や事件じゃないだけ、まだかわいいものだし、無事に食べ物が届いているから思えるもの。

安全の見直しって、事故が起こってそこからの教訓。
なるほどなあと思いながらも、それでも繰り返される事故って、エレベーターに限らず結構あるのも事実だし・・・。結局、どんな安全対策も、それを守らない守れない人や事例があるってことなんだろう。

なんでも5月30日の小笠原沖で発生した地震では、「1万9000台のエレベーターが緊急停止し、このうち人が閉じ込められたケースが14件」(全国レベル)とあり、これもまたヒーーーっ!じゃあないか!!

日々無事平穏に暮らせているって、ある意味、奇跡の連続なのかもしれません・・・



※参考記事:新宿ビル火災の教訓(防災システム研究所)
エレベーターに閉じ込められたら、どうすればいい?(お家マガジン)




20150629水泳




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グローバル除去


Category: 給食の食材   Tags: ---

20150529クマ







学校給食では食物アレルギーの生徒には、アレルゲン食材を除去した給食を作る。

大規模校で給食施設の問題や、アレルギーの生徒がとてつもなく多くて対応できない学校もあるかもしれないけど、今では(東京都内では)給食のアレルゲン除去対応をしている学校がほとんどだと思う。

では、除去食はアレルギーの子どもたちだけか?となると、答はNO。
コーラン(イスラム教徒 ムスリム)に代表される豚肉禁止で、栄養士仲間では「豚禁献立」と呼ぶ、豚肉除去献立も珍しくなくなってきた。

これは豚肉そのものだけでなく、豚エキスを含むもの、豚由来の食材も同様で、イスラム法に乗っ取った基準をクリアした「ハラール認証」でないと口にしないという。

イスラム教だけでなく、ヒンドゥー教やユダヤ教、モルモン教など、宗教上や文化、法律の違いによる禁忌食品(きいしょくひん・タブーの意味)は世界中にたくさんあり、世界中から人が集まる東京にはそういう方たちが暮らしている。

外国籍の生徒が入学する時は、禁忌食品がないか確認することも給食では必要なことになる。

しかし、給食では1人の生徒のために、ハラール食材を使うには至っていない。
だから豚肉はもちろん、スープに入れるベーコン、ハムサンドのハム、豚ゼラチンを使うゼリーなど、その都度、豚肉と豚由来のものを除去している。

どれだけ厳しくタブーとされてるか?は、同じイスラムでも地域や個人差があるかもしれない。
また、保護者の考えもあり、お弁当を持参してくる生徒もいる。

ここでは宗教食としてハラールの話だけになったけど、他のケースでも同様の対応となる。

日本だけでなく世界には様々な人がいて、共存し、生活し、理解するには、子どもの頃からその人や国の文化を知り、尊重するのはとても大事なことであり、貴重な体験だと思う。

公立学校の給食は、食物アレルギーだけでなく宗教(文化・法律)による除去食も時として必要とされている。

日本全国のグローバルな地域では、日々、そこならではの給食献立が繰り広げられてるのかもしれない。




20150530ウニ



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高いところ


Category: 学校の出来事   Tags: ---

20150624窓







蛍光灯が切れる時、チカチカするサインがある時とない時があるのは何でだろうか??

ついさっきまでついてた天井の蛍光灯がきれると、たった1本でもとたんに薄暗さを感じる。
そしてお取替え作業。

よほどのジャンボさんでない限り、この作業時には脚立を使う。

学校では事故対策が様々あって、最も優先されるのは生徒の安全に係る部分。
外壁の点検や空気環境、水道水の検査やグラウンドの整備など多岐にわたる。

事故や安全対策は職員にもあり、脚立を使って行う作業は「高所作業」として、管理職(副校長)に届けてから行っている。

届け出て・・・というのは学校や地域によって差はあるだろうけど、数年前、脚立に限らず高所作業で事故が続いたのがきっかけであり、厚生労働省でも定められた「労働安全衛生規則」の法規がある。

ここには、床面からの高さ2m以上の高所での作業について、「墜落等による危険の防止」のために、細かな規則が定められている。


世間では「危険な職場」は様々あるだろう。
天井の蛍光灯を取り替えるくらいで大げさな!と言われれば、そのとおりだと思う。

しかし、今の現場は給食調理員は民間委託で、学校からの指示で高所作業をして怪我となると、それだけでは済まない結果となることだって考えられる。

よって、天井灯を変えるために脚立に登るのはおたぬき、時々、学校主事さん。

世間にあまたある、「危険な職場」や「危険な作業」を考えれば鼻で笑われそうだけど、これもまた学校ならではの「危険」の考えなのかもしれない。




20150613茶釜




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ドローンが飛ぶ日


Category: 給食の話   Tags: ---

20150618ドローン







このところ話題のドローン、実は現物を見たことがないワタクシ・・・

現物どころか、「飛ぶ(らしい)」事しか知らず、原理も大きさも全く分からない。

ニュースではマイナスイメージも持たれかねないし、規制もこれから厳しくなるんだろか。




20150618禁止





そう思いながらも、使い方によっては素晴らしいパフォーマンスもしてくれる?なんて期待も浮かんじまってる。



20150618ビーム


20150618ビーム02





ちょいと前(と言っても1年以上前の気もするけど)、学校給食の調理員が給食室の様子をビデオカメラに収め、その映像を流したって報道があった。
ご本人は普段、調理中の様子が見られないから撮影して・・・、と至って純粋な気持ちでも、好意的な報道はされなかった。

しかし、これは私もいいアイディアだなあだけだったし、コメントの殆どは(方法は別として)撮影者に同情的な声だった。

つまり、いつも見られないところを見られるって楽しさやワクワク感、これがあるんだろう。

てことで、ドローンには回転釜上空から鶏がらスープを作っている様子、洗浄機の前で皿を洗ってる様子、ゴミがどれくらい出ているのか実況放送などなど、給食作りの工程をリアルタイムで伝えてもらいたい!

問題は、操縦する人が必要なのと、ドローンが釜に落下してスープが丸ごとおじゃんになったら・・・

給食室にドローンが登場する日は来るのか?!





20150618看板





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身づくろい


Category: 給食の話   Tags: ---

20150604美容室







食品に携わる人や企業にとって、異物混入は厄介なもの。

異物混入はこのブログでも何度も記事にしているけれど、つい先日、虫が混入してたため製造中止だった人気のカップ麺が復帰した、とニュースで言っていた。

作業工程の不備や、注意しても起こってしまう異物混入は、頭が痛く悩ましい。
給食でも異物混入は起こるもので、私も1年間にゼロだったというのは過去には無い。

友人の栄養士は、モズクとキュウリを合わせた酢の物を作るため、モズクは十分水洗いしたけど貝殻の破片が入っていて、それを食べた生徒が「センセー、ガリっと言ったー!」と担任に・・・、というご報告を受けてしまったそうだ。

金属片とか未加熱食材がまじってたなど危険を伴うものは別にして、生徒から「センセー!」と言われた担任は、食べなきゃいいとも言えず、聞いた以上報告義務もあるので、「あのねえ・・・」と切り出してくる。

過去の私の経験では、一番多いのは髪の毛。

なので昔は三角巾とかちょこんとのせる帽子だったのが、頭をすっぽり覆い首までしっかり綴じ合わせるタイプの被り物に変わっている。さらに、新しい給食室ではエアシャワーでホコリや髪の毛を飛ばす設備も普通に使われてるはずだ。

しかし昭和の給食室には、エアシャワーなどオツなものはある訳もない。
社員やパートさんは給食室に入る時、まずは鏡で確認、ゴロゴロ粘着テープで白衣を転がし、さらにお互いに指差し確認で目視して給食室に入るようになっている。

食材の中に入り込んでいる・・・ご飯をよそっていたら、肉を割ってみたら、など・・・であれば混入状況は明確だけど、いざ食べようとした時、ふと見るとご飯の上にフワリと髪の毛が・・・というのはちょいと厄介。

自分の髪の毛だろう、と断定も出来ず、かといってどこで混入したか不明な事態が時に起こる。
さらに子どもから話を聞いた保護者が激怒して、対応に四苦八苦することも。

決して開き直るつもりはないし、出来ることなら何としてでも異物混入は起こしたくないし、起こしちゃいけないと分かっている。それでも混入してしまう、取り除ききれないことがある。

だから・・・どうしたらいいんだろうか?

食べるものを扱う以上、誰もが持つ永遠のテーマになっていると思っております。




20150604鏡




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「あ」に濁点


Category: 給食の話   Tags: ---

20150608止まれ







朝方まで続いた雨にやきもきしたけど、予定通り運動会実施となった。

例年通り、今年もお弁当を作り、「量が足りないよ!」という声を受け、今年は通常食べるごはんの1.5倍に超大盛り作戦。
それでもほぼ全員がペロリと食べちまう中学生ってスゲエ・・・!

今回は運動会をやるかやらないかから始まり、途中の天候次第で食べる時間の変更があるのかとヤキモキすることがてんこ盛り。
とにかく作れ!で始め、どうにか弁当も詰め終わり、やれやれ・・・と思った時、事件勃発!

一足早く検食を届け、余裕ぶっこいてプラプラ給食室に向かうと、途中で調理員さんが弁当を詰めた食缶を持ちながら、階段をエッチラホッチラ駆け上がっていく姿、そして放った言葉が、「先生・・・先生・・・!!リフトが動かないんです!!!!!」

お弁当を乗せた給食ワゴンをリフトで上げようとしたら、リフトが動かないというのだ。それでともかく手持ちで運び出したって聞いて、はぁぁぁぁ??

いつもなら作業開始時にリフトスイッチが入るか必ず確認するのに、今日に限ってそれをしなかったという。なんだってーーーーー?!?!ここに来て動かないなんてありえんだろーーーーー!!!!

目を吊り上げながら閃いたのが、以前記事にした「リフトの扉に隙間があると動かない」という事例。
「確認したの?」と聞くと、「しました!!」と弁当を持ちながら断言する調理員、しかしダメモトでもう一度リフトの扉を手動で開閉してスイッチをいれると・・・ウィィィィ〜〜〜ンと動くじゃあないか!

オイオイ・・・やれやれ・・・、誰もがホッとした瞬間。
扉は閉めるだけじゃ駄目で、一度全開にして閉めるのがポイント、と他校の栄養士からの情報を奇跡的に思い出した自分に感動しちまった。ちゅうか、火事場の馬鹿力的な記憶の蘇りだろか。

調理員さんに「動かない」と聞いた時の私の叫び声は、「あ」に濁点「あ゛」、「う」に濁点「う゛」てな感じで、普通じゃ発音しない叫びだったよなあ・・・なんて思い出すと笑いがこみ上げてくる。

大事にならなかったからこうして笑い話として書けるけど、いやいやオソロシイ。

前回の記事、次回リフト点検業者さんが来たら、隙間の理由を・・・。
思いっきり聞くのを忘れておりました。
これは業者さんに絶対に聞くべし!というお告げなのだろうと思いましたです、はい※




20150607日本語





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水を飲む


Category: 給食の話   Tags: ---

20150602三河島







晴れて気温が高い日が続き、体は「夏ですか?」とぼやきまくり。

今週末は運動会、この天気だと水泳大会でもいいんじゃない?って雰囲気。
生徒たちはヘトヘトで、暑い時に熱いものしか出せない給食は食べるのに苦労することが多く、この時期はいつも残菜が多くなる。

代わりに冷たい牛乳やゼリーを、「山盛り食べたい!」であり、水をガンガン飲むのは自然の摂理だろう。

昭和の学校では、蛇口を回して生ぬるい水を飲むのが普通だった。
夏になると水道水の消毒用塩素の臭いもきつく、ぬるいというより熱い水をガバガバゴックンと飲み、顔を洗い、時には水を掛け合ったりしていた。

今では学校も冷水機設置が珍しくなく、私が勤務している学校も冷たい水を飲むことができる。

6月1日から7日までは「水道週間」

給食では調理作業全般で大量の水道水を使う。
衛生管理のためであっても、考えられないほどジャージャーと流し、野菜を洗い、調理をし、食器や機器類を洗い、清掃もする。

これができるのも安全基準をクリアした水道水があってのこと。
ビジネスではなく、公衆衛生の視点で公的機関で水を管理提供してくれる日本はありがたい。

しかし、世界を見渡せば不衛生な水で命を落とす子どもも多く、飲用水確保のため井戸掘りや水道設備に携わる日本人もいらっしゃる。

水が恋しいこれからの季節、水不足にならない程度の雨で勘弁してほしいけれど、こればかりはどうなることやら・・・

みなさま、熱中症にお気をつけくださいませ。




20150602三河島
三河島水再生センター 下水処理施設も水道施設・・・だもんね!





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プロフィール
現役の学校管理栄養士の日記です。

管理栄養おたぬき

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初心者マークの写真とイラストで給食、日常、おとぼけ話などを書いています。

 
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