言い訳しながら報告します

現役の学校栄養士が写真とイラストで報告する、言い訳の日々。

 

「き」抜き


Category: 給食の食材   Tags: ---

20150526チャーハン







関東 VS 関西

稲荷寿司の形(俵か三角か)、おにぎりに巻く海苔(焼き海苔か味付け海苔か)などなど、関東と関西・・・もっとザックリ言えば東と西になるのか?いやいや、ピンポイントの差もあるんだろうけど、同じ食べ物でもビミョ〜な違いを知ることがある。

現在勤務している中学校の生徒は、何故か混ぜご飯(炊き込みご飯)が大嫌い。
五目ご飯、散らし寿司、深川めし(アサリのむき身を炊き込むご飯)などは、これでもかってくらい残ってくることが多い。

そんなタチの中学生諸君だけど、唯一の例外はチャーハン。
大体いつも入る具材は、焼き豚の角切り、卵、長ネギ、人参、干し椎茸だって超コンパクトサイズに入れちまっても、チャーハンだけは「おかわり!」と言ってくれる混ぜご飯献立。

ある時、一人の生徒から「先生、給食のチャーハンって焼き飯なん?献立は炒飯って書いてあるけど、焼き飯なら「き」が抜けてるし、チャーハンならカタカナで書いて欲しいわぁ」と尋ねられた。

ど下手な関西弁(風アレンジ)で申し訳ない、今日のところ、そこはツッコミご容赦ってことで・・・

東京で長年暮らしていると、炒飯(チャーハン)は炒飯(チャーハン)であり、焼き飯ではない。
そもそも焼き飯という名前すら浮かばなかったし、何が違うのか考えたこともない。なぜなら私の知る限り、東京で「焼き飯」の文字は殆んどお目にかからないからだろう。

同じように、大阪から転校してきたその生徒は、東京に来て焼き飯ではなく、炒飯(チャーハン)と初めて聞いて何が違うのか、一緒なのか、親ともども悩んだそうな。

生徒が言うには、焼き飯は具とご飯を先に炒めて卵が後から加わり、炒飯(チャーハン)は具と一緒に卵を先に炒め、ご飯は後から加えるもの・・・らしい。ここ、ホントのところを全く知らないので「らしい」としか書けないんだけど。

味の違いや出来上がりにどれほどの差があるものなのか、「焼き飯」を食べたことがないから分からない。もしかしたらどこぞの店で頼んだチャーハンが、関西出身のマスターで焼き飯を食べた可能性もあるだろう。

だったとしても、明らかに「これはチャーハンじゃねえ!」と怒るようなものを食べた覚えがない、食べてるのかもしれないけど、私の胃袋はチャーハンだろうと焼き飯だろうと一向に構わないと言うに違いない。

給食で献立名「チャーハン」は、具を炒め、ご飯を加える。そして最後に別に作った炒り玉子を混ぜる・・・

何とっ!
給食の炒飯(チャーハン)、実は焼き飯だったんだー!!と、驚愕の事実を知ったのでした。




20150525たこ焼き




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Category: 給食の話   Tags: ---

20150526ゴミ箱







先日の記事で話題にした「ふりかけ」

この日の献立は、ごはん、チリメンジャコのふりかけ、ハンペン入り卵焼き、ヒジキと大豆の炒め煮、キャベツとわかめの味噌汁、牛乳。
いかにも、ザ・給食!というものが並んでいる。

この中で生徒の鬼門といえば、ヒジキと大豆の炒め煮。
ヒジキもダメダメなら、大豆は門前払い?って雰囲気の可愛そうな存在・・・

生徒の中には「今日のダメ」「洋食がいいなあ、譲って中華、和食はなあ」などとタヌキの耳元でつぶやくのもいたりする。
そんな時、心の中ではチクショー!とゲンコツを握りながらも、「大丈夫、食べたら美味しいんだから!」「ヒジキも大豆も美人の素だのに、残念っ!!」などと言ってその場を離れる。

これまた先生ネタなんだけど、今年からやって来た養護教諭は、以前、大島に赴任していたことがあり、その時は、生徒が食いつきそうな洋食は全く不人気で、超和食が並ぶとニッコニコ。あっという間に完食し、おかわりがあれば必死に競争していたそうな。

学年によって生徒の質も変わるから、大島の子どもが全員同じ傾向じゃあないだろうし、この時がたまたまってのも否めない。

それを差し引いても、育った環境(育っている環境)、家庭環境は大きいと思う。

私はデカイ声じゃあ言えないけれど、今でも偏食だし好き嫌いもある。だから生徒のことをあーだこーだと言えるわけじゃあないけど、今以上に食べ物に横暴だった自分が子供の頃を思い出すと、ホント、食べ物に謝りたくなる。

5月30日は語呂合わせで「ごみゼロの日」、現在は環境省の「ごみ減量・リサイクル推進週間(5月30日〜6月5日)」として、廃棄物の減量化や再生利用を促進するための各種啓発活動を行う週間となっている。


【全国の公立小中学校の学校給食で出るごみが、1人当たり年17.2キロに上ることが、環境省の初の調査で分かった。このうち食べ残しは7.1キロになり、ご飯茶わん約70杯分に相当するという。】
平成15年4月30日 毎日新聞より抜粋


日々の給食業務で、一番ドキドキするのは食べ終わった後のワゴンチェック。
今日の献立はどうだったかな、と思いながらフタを開け、喜んだりガッカリしたりを繰り返す。

本当は喜んだりガッカリではなく、食べ物そのものへの興味や関心を教えることであり、子供だけでなく、大人にとっても耳が痛い話をどう伝えるか。

まずは自分の反省から・・・、そうなんだよなあ、分かってることだのにムズカシイものです。




20150526ゴミ




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落下


Category: 給食の食材   Tags: ---

20150522さくらんぼ







ご近所の桜の木は、花が終わった後に小さなサクランボの実が現れる。

いわゆる売り物になる立派な品種とは明らかに別物と分かる、小さな薄赤いサクランボ。
それでもカワユイ。
去年、夜中に通りかかった時、挙動不審にキョロキョロしてポイッ!と口にしたら、甘酸っぱいサクランボそのものの味でビックリしたっけなあ。

今年もちゃんと実になってるし、早く色づかないかとワクワクしているんだけど、いかんせんふと気づくと鳥がバカ食いしてるのか、赤い実になってきたなあと思う瞬間なくなるか、道路にパラパラと赤と緑の実が混じって落ちている。

今年もサクランボとメロンとスイカ、そしてビワの季節がやって来た。

メロンとスイカは値段とカットするサイズで悩むくだものであっても、出せばそれなりに生徒たちは食べてくれる。

しかし、ビワは高値が理由だけでなく、何が気に入らないのかとにかく残しが多いので、ここ数年は一度も出したことが無いのが実情。

つい先日の納品時、業者さんからの通知文が入っていた。

『5月10日・11日にかけ九州地方を通過した台風6合の影響により、
長崎県・佐賀県のビワ園が壊滅的な被害を受けてしまいました。
そのため、「茂木びわ」の出荷が大変減少しており
迷惑をかけずに出荷するためには、一週間前には必ずご注文ください』

農作物は天候に左右されることが多い。
4月は雨が多かったため、野菜がとにかく高かった。
果物も、一年かけて育てたものが、たった1日か2日の天候不良で甚大な被害となることがある。

台風のせいで食べ頃のビワが落下してしまったんだろうなあ。
自然を相手にしているといえばそれまでだけど、この通知文を読んでため息が出てしまった。

昨夜の東京は、一旦寝たら滅多なことじゃあ起きない私が目を覚ますくらいのキョーレツな雷だった。
これから梅雨になり、台風も本格的にやってきて、ゲリラとか爆弾とか穏やかじゃあない雨が降る季節になる。

季節のものが、季節の中で無事に生産されるのは難儀なこと、そう思ったのでした。




20150522車




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ふりかけご飯


Category: 献立の話   Tags: ---

20150517ふりかけ







昭和のご飯のお供といえば、ふりかけがあった。

どっこい平成だってふりかけは生きている!と思うのは、某メーカーの「あの」ふりかけは今でも販売されているし、もっと高級なふりかけだってゴマンとある。
「ふりかけがあった」と過去形にしたら、マニアから鉄拳制裁を受けるかもしれない。

ふりかけの存在は、主菜や副菜とは違い、もっと単純に「ごはんのお供」と言うべきもの。

そのお供のミッションは、炭水化物のごはんを大量消費すること。
そう言ってしまうと何とも物寂しいけれど、実際は「ふりかけがあるからご飯が進んじゃって〜!」と、美味しい食卓に変身させてくれるんだから、感謝すべき存在なんだろう。

市販されているものもゴマンとあるけど、給食ではふりかけを作る。

よく作るのは、チリメンジャコと白ごまは乾煎り、そこに刻み海苔とゆかり粉を加える。

キモは、味噌汁を作るのに使ったカツオ中厚削り。

いつもは味噌汁の出汁はうす削りを使うけど、ふりかけの日は中厚削りを使い、これをフードプロセッサで粉々にし、ほんの少量の醤油を加えて乾煎りし、粗熱を取ったものも投入すること。

ダシがらと言っても、そこはカツオ。これがあるのとないのでは味だけでなく、マイルドさ加減も変わってくるし、乾煎りしても多少の水分が残るので、白いご飯とよく馴染んでくれる。

実際、ふりかけがあると、生徒が食べるご飯の消費量が全く違う。
小魚が苦手な子どもも、チリメンジャコの目と合うことがほぼないので、知らずに食べられるのもgoodと言ってしまおう。

ごはん離れ、と言われる今日このごろ。
すっかり立派なオトナになると、ついつい忘れがちなものだけど、時代が変わっても、ごはんのお供としてふりかけは頑張ってるぞ!

給食室で具材をマゼマゼしていると、頼んだよっ!と声をかけたくなる存在なのです。




20150518ごま塩




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比較対象


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20150515マッチ箱







調理工程には「切る」作業がある。

これは家庭でも集団給食でも同じだけど、切るものの厚さや形などは、集団調理では切り方を指示して、調理員さんたちがカットする。

短冊や小口切りなど一般的な切り方が主流で、間違ってもかつらむきなどはない。
だから間違えようもない。

間違えようはないけれど、意外と厚さや大きさに個人差があるのも確か。

例えば、大学芋のサツマイモを乱切りするのも、Aさんは小さめになり、BさんはAさんの1.5倍?って感じになると、生徒がデカいの小さいのと騒ぐのが目に見えてるし、調理そのものも熱の入り方が違ってきたりと、何かと面倒が多くなる。

なので、拍子木に切る時は、センチ単位で言うこともあれば、「いつもより太めに、鉛筆くらいの太さね」などと、比較対象のブツの名前を言って分かりやすいようにしている。

ところが、ちょいと前までいた平成生まれの若い調理員さんに、「最終的には小麦粉と合わせて、マッチ箱くらいの大きさに成形するから」と言ったら、マッチ箱?どれくらいなんでしょう??と逆に聞かれ、絶句してしまった。

家庭でもマッチを今でも日常的に使ってる人はホントに少ないと思う。
お店でも、気の利いた素敵なデザインのマッチを置いてあるところはほぼ壊滅的だろう。

そうかあ、マッチ箱を比較対象サイズにする時代じゃあないのね、としばし呆然。

相手を見て品物を選ばなきゃいけないのだなあ、しみじみ思った出来事でありました。




20150515用心




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卵割りました


Category: 給食の食材   Tags: ---

20150510台所







毎年この時期は学年の宿泊行事がある。

学年ごといなくなるのは生徒だけでなく、引率する先生もいないということ。
そうなると、数学や英語など、複数の先生がいる教科はともかく、中小規模の学校は、技術や家庭科などの実技教科の先生がゼロになることもある。

つい先日も、技術科の先生が引率に出たので、家庭科の先生が単独で家庭科の授業を引き受けることになった。
※技術家庭は学習指導要領上は単一教科の扱いで、男女共通科目。
 しかし、教える教員は「技術」「家庭」と別分野になっている。

家庭科といえばお楽しみは調理実習。
いつもは1時間(50分)しか無いので作れるものには限りがある。だけど、この時は2時間つながりになるので、さて、何を作ろうか?

生徒のリクエストもあり、オーブンを使ったシフォンケーキに決定!
イマドキの中学生って調理実習もオシャレじゃのぉ・・・、人生に疲れた給食のオバちゃんはしみじみ感心しておった。

デモとオーブンの使い方をかねて、事前授業をするのだと家庭科教師がのたまう。
そしてその日の午後、半ば薄ら笑いを浮かべ、「卵割ったことがない子がいるのよ、あははっ!」と報告してくれた。

給食のオバちゃんは、仕事だからニワトリに恨まれるくらい卵を割ってきた。だからこれは比較対象にはしない。

だけど、どうなんだろか、ちょいと気の利いた幼稚園生は卵の1つや2つ割るんじゃなかろうか、小学生でも目玉焼きを作って母ちゃんに「今日は上出来ね!」なんて褒められて天狗になることだってあって欲しい。

まあまあ、卵を割れたから、割ったからどうだと言われればそれまでの話。
割卵初体験の生徒は、これから毎日の日課に「卵を1個割る」が加わるかもしれないし、いずれにしたってこの日、卵を初めて割ったという事実が加わったのだしね。

話の落とし所をどこにするか、笑ってオシマイにするのが平穏無事なんだろうなあ。



20150510卵




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希望の品


Category: 給食の食材   Tags: ---

20150505先生







今年から、新卒の理科教師がやってきた。

大学を出たばかりのピカピカの1年生、観察してるわけじゃないけど、何をやるにしても緊張具合が手に取るように分かる。

そんな彼から、柑橘類って何がありますか?と聞かれ・・・

何でも果物を使って電池を作る実験をするので、給食業者から果物をとってもらえないかという相談だった。

もちろんガッテン!と返事をして、「で、何がいいの?」と聞くと、目を白黒させて黙ること5秒・・・10秒・・・15秒・・・30秒・・・

ならばと、今だとミカンはもうおしまいだから甘夏とかレモン、グレープフルーツに・・・、とあれこれ名前をあげると、これまた目を白黒させて返事を探している。

さらにならばと、一番値段が安いのはおそらくレモン、それ以外だと甘夏のSSサイズも使いやすいかも、いくつ使うの?教材費はどこまで使えるの?

彼の頭の中で、実験の手順はすでに出来上がっている。
しかし、今までその気になってレモンも甘夏も買ったことがなく、SSサイズと言われたところでどの程度の大きさなのか、見当がつかないんだろう。

甘夏の注文をいただいたけど、ブツが彼の希望通りのものでありますように。

なんだか私まで緊張しているのであります。



20150505換算




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プロフィール
現役の学校管理栄養士の日記です。

管理栄養おたぬき

Author:管理栄養おたぬき
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初心者マークの写真とイラストで給食、日常、おとぼけ話などを書いています。

 
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