言い訳しながら報告します

現役の学校栄養士が写真とイラストで報告する、言い訳の日々。

 

いんぐりっしゅて~ちゃ~


Category: 学校の出来事   Tags: ---
赤ちゃん


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何年くらい前からだろうか?

中学校には「N.T.」(←学校、地域により多少言い方は変わるようです)と呼ばれる、ネイティブの英語の外国人講師が来る様になった。

当然、ネイティブだから英語圏の方々なのだけど、今の勤務校ではオーストラリア、アメリカ、カナダ、イギリス人の先生が過去に教えに来て下さっていた。今はイギリス人の方だ。

さて、その方々、お昼時となれば当然お食事タイムなのだけど、これがまた面白かった。

オーストラリア人の「ワタシ、キューショク、ダイスキデース」の方は、黙々と何を出しても美味しそうに食べて下さった。
特に和食の給食だと「前の日からワクワクしてましたね~」などと言ってくれちゃって完食しちゃうのだから、こういう方は世界中、どこでも困らないんだろうなあなどと思うしありがたい方だった。
今のイギリス人の方もこのタイプ。
だから一緒に食べていても「これは大丈夫かな?」なんて余計な気を遣わないですむので助かっている。

一方アメリカ人の方は「アメリカ人、魚食べないね、魚はダメで~す」と完全にお魚カット!
奥さんが日本人なので献立表を家に持って帰り、魚の日はコンビニ弁当を買って来て食べていた。

カナダ人の方はベジタリアンで、毎日自分でタッパーに「くるみ&大豆&野菜」を詰めて来て飽きもせずにランチタイム。
つい好奇心で「カナダはベジタリアンが多いの?」と聞くと「いえ、みんなワタシのことを変わり者って言います」笑顔で答えてくださったが、その答えに内心ホッとしてしまった。

さて、先生方の給食は、担任は教室で、それ以外の教職員はまとまって食べている。
先のネイティブの先生もカナダ人の方以外は一緒に給食を食べていたのだけど、当然、複数の人間が集まるから会話が発生する。
ただ、時にはシ~ンと静まりかえってカチャカチャとお皿の音しかしない時もある。
すると、沈黙恐怖症の私は、あまりにも長い沈黙に耐えられなくなりネイティブに話しかけるという暴挙に出る。

英語教師からは、「学校に来るネイティブは日本語を覚えたがっているので、給食時間などは積極的に話しかけて下さい」と言われているから、当然、日本語だ。

「え~っと、先生、今日の給食はどうですか?」

この程度なら、相手も心得たもので「オイシイデスネ~、イイデスネ~」とにっこり笑って終了。

そう、終了でいいはずなのだけど、ここで終了してもおかしくないか?と余計なことを考えてしまうのが私。

「先生もイギリスでいる時にはティータイムをちゃんととるんですか?」
「自分で料理を作りますか?」
「子供の頃はどんなものを食べてましたか?」

相手も必死になって日本語を駆使して話そうとしてくれるのだけど、日本語レベルはほとんどゼロからパーフェクトまで、これまたバラエティ。
日本語ぺらぺらの方には日本人以上に話が通じたから問題ないけど、ほぼゼロレベル。
この方とお話をしようとすると、日本語の単語を探すのに1分位かかることもある。
私?英語レベルは乳幼児、ボキャブラリーの無さは自慢したくなるほど。

あまりにもお互いが詰まっていると、見るに見かねて英語講師の方が助け舟を出してくれ、私もネイティブもホッとしちゃう。
いや、周り中が安堵の空気に変わるのが分かる。

食事時、無茶な会話をしようとすると温かいみそ汁が冷める、ということなのだろう。
分かっちゃいるのに「先生、この前テレビで見たんですけど・・・」などとまたまた話しかける私。

はた迷惑、懲りないヤツの見本であり、学習能力の低さを露呈してしまうのだった。


日本語


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すりおろし


Category: 給食の話   Tags: ---
ハス


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調理をする時の下準備では、様々な食材を切ったり加工したりする。
そんな行程の一つに、おろし金を使って食材をすりおろす「おろす(おろし)」があるけど、「~おろし」というと、どんな食材を連想されます?

真っ先に上がるのはおそらく「大根(おろし)」じゃ無いかと思う。
他にも「りんご」「レンコン」「タマネギ」「長芋」「生姜」などなど、結構な数があるんじゃないだろうか。

給食でこの「~おろし」をすることは、スライスや小口切り、みじんなどの形を残すカットに比べると、頻度は相当少ない。
少ないけれど、大根おろしを使って甘辛のタレを作り肉や魚にかける、リンゴのすりおろしをジュースに混ぜてリンゴゼリーにする、レンコンのすりおろしを肉団子に入れる、長芋はさつま揚げを作る時に加える・・・、などなど、それなりにある。
中でも「生姜のすりおろし」は下味に加えたり、タレに入れたりなど、このテの作業では頻繁に出てくる食材になる。

さて、このすりおろし。

すりおろすためには「おろし金」を使うことがほとんどだろうけど、最近はプラスチックやセラミックなど様々な材質で出来ている。
色々あるけれども、給食調理では使った後の洗浄がキチンとできることと、煮沸消毒・熱風保管が可能なこと、セラミックは落として破損した時の破片の飛び散りが心配・・・などから、おなじみの形の金属製のものを使っている。

そして肝心の作業中なのだけど、この先どうしようか?とハタと考える瞬間がある。

このテのすりおろしを使ってらっしゃる方は経験者かな?と思うのだけど、例えば生姜。順調にガリガリやってて最後の最後、本当に少量になった時、一体このほんのちょっとだけおろせないでいるものはどうすりゃいいんだ?
私も自分の指を取るか、生姜を取るか悩む事がある。

自宅であれば、そのまま力任せに押しつぶすなんてことをしてしまう。
が、改めて調理さんから「あの~、どうしましょうか?」と聞かれると、食べられる材料を捨てることはできないし、かと言って血だらけになる可能性がある作業は続けさせられない。よほどの量ならともかく、まな板と包丁で刻んでね、な~んてほとんどイジメっぽいことは言えない。ましてや自分でやってる力技を仕事に持ち込むのも、ちょっと気が引ける。

なので内心「聞かないでくれ~!」と思っちゃったりするんだけど、作る料理によっては粗みじん風の生姜が入ったところでなんてことは無い・・・といい様に解釈するのが私。
出来るところまででいいよ、後はそのまま入れちゃおう、と言ってしまう。

なので、ある程度の量をすりおろす時には、私はフードプロセッサという「文明の利器」でやってもらっちゃう。
生姜単独ではまだ粗さが残っても、調味料や他の材料を少量でも加えて使えばほとんどの場合、問題は無い。

しかし料理によっては、きちんと繊維を考えてすりおろした方がいいことも確かにある。
だから、りんご、れんこんなどをすりおろす時もフードプロセッサーを使うことが多いけれど、中には延々とひたすらすりおろしてもらうことが無い訳じゃない。

時々、スーパーやデパートの販促デモで「指を守る○○すりおろし」なんてのを見る事がある。これを見てると、やっぱり誰もが「最後どうすんのさ!」となるのかなあ、なんて想像しちゃう。

そして、フードプロセッサでガ~ッ!を主力選手で迎えてはいるものの、金属製のすりおろし器に代わるいいものがあればな~、なんてこともついつい思いながら見てしまうのだった。


もういいよ



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ズビズバ~


Category: 給食の話   Tags: ---
サトコちゃん


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風邪の季節、インフルエンザの季節…

教師や看護師さん、保育士さん、お医者さん、警察官…、こういった方々は職務に支障が出るのを防ぐため、インフルエンザの予防注射をする方が多いと聞いた事がある。

私は2年前、久しぶりに予防注射をしたけど去年はあの騒ぎ(新型インフルエンザのこと)で注射どころじゃなかった。
ただインフルエンザどころか風邪をひく兆候すらなかったから、とにかくホッとした。

しかし去年は罹患されて大変な思いをされた方もいると思うけど、あの時は尋常じゃなかった。
そして思わぬ影響が給食にもあった。

まず、手を消毒しましょうの呼びかけの下、手指のアルコール消毒用のアルコールが在庫薄となってしまった。
もっともこれについては、大量に在庫があったのでどうにかセーフ。

問題は「マスク」。

とにかくマスクの在庫が無い、どこに聞いても無い、あらゆる手段を使っても無い。

給食の調理作業の時、調理師さんたちはマスクをする。
これは、自分のだ液の飛沫が飛ばないための予防策。
それともう1つ、安易に鼻の下を指でこすらないための防御としてマスクをしている。

鼻の下・周辺の「鼻前庭」と言われる部分、食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌がとても多いところ。
だのに自分が気づかない時、無意識に鼻の下に指が…
これってクセとは言わないけど、結構な数の人が知らない間にやってるじゃないだろうか?

だからマスクをすることで、無意識に鼻の下をゴシゴシしないようにしている。

さらにもしも風邪やインフルエンザにかかってしまい、鼻水がズビズバ~となってしまったら…

当然、休憩室においてあるティッシュまでダッシュ!
マスクを取ってズビズバ~、はぁ~、やれやれ間に合ったよ~!

マスクは当然使い捨て。
新しいものを取り出しセット!
手を念入りに洗ってアルコール消毒をして…、あっ、また鼻水が…!

食中毒予防だけでなく、更なる手荒れを防ぐ、いつまたあるか分からないマスク在庫切れのためにも、調理従事者は風邪をひいてはいけないのだった。

花粉


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相互リンクのお知らせ


Category: リンク   Tags: ---
リンクのお知らせ


本日は給食ネタはちょっとお休み。相互リンクのご紹介日とさせていただきます。

ゼイゼイしながらエントリしてるのに、「言い訳」だけはしっかりしている給食ブログ…(^^;)
こんなタヌキを見捨てず、読んでくださっている皆さま、本当にありがとうございます!

そして…、実は4名ものブログ主さんから「相互リンク」をお申し出いただいていたのです!
にもかかわらず、ご紹介もそこそこに…ああ、恩知らずのタヌキです…申し訳ありません!
ご紹介するブログは…

KEIKO'S WEDGWOOD さん (ブログ主:KEIKOさん 10年のアメリカ生活と洋食器など)
Mac a la Carte さん(ブログ主:Hattiさん Macと周辺機器、自転車、釣のお話など)
Chat et voyage et・・・ さん(ブログ主:betipaさん 6匹の猫と旅行記など)
春名山猫 さん(ブログ主:postcardyamanekoさん、ポストカード制作と日記など)

4名さま、いずれも個性的なブログばかり。とってもマメ…、内容が濃い…、夢があって…

ホントはリンクのお申し出をいただいた時にチャっ!としなきゃいけないことを…お一人ずつご紹介しなきゃいけないところを一気にご紹介という荒業に…、申し訳ありません!

くどくどと説明するよりも見ていただくのが一番!ということで、早速ご紹介いたします♪
(ご紹介はリンクをさせていただいた順番に、でご了承くださいませ。)


10年のアメリカ生活と洋食器など
KEIKO'S WEDGWOOD さん

keiko05



Macと周辺機器、自転車、釣のお話など
Mac a la Carte さん

Hatti01



6匹の猫と旅行記など
Chat et voyage et・・・ さん

betipa01



ポストカード制作と日記など
春名山猫 さん

harumama



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異邦人


Category: 給食の話   Tags: ---
トマトショップ

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世界中で一番食べられている野菜は?

答えは「トマト」

日本でも生食だけでなく、加工品として缶詰やケチャップなど様々に使われているし、とても身近な食材と言っていいと思う。

給食でもトマトの出番は多い。
とは言っても旬は夏。日本では年中ある野菜になったけれども、私は生食でサラダなどにする献立は夏場に集中する。
それと生食だと、結構な金額がかかるので回数的にもそう多くは出せないでいる。

しかし、これが調味料類となると話は変わる。
特にケチャプは生徒にとっては食べやすい味なのだろう。ケチャップ味が嫌い、と聞くことはあまりない。
それに、洋風料理だけでなく、ちょこっとドレッシングなどにも甘味の隠し味として使える用途の広いものだ。

今からの季節、パンの時にはトマトシチューやトマトグラタンなど、ホールトマトの缶詰やピューレを使った献立がたまに入る。
トマト系の味は嫌われていないと言っても、酸味が残るといい顔はされない。
また、調理をして味見をすると、たいていの場合、塩、コショウだけではどうしても味が薄っぺらいので、スパイス類を加える。

しかし、このスパイス。
使うものと量を間違えると、生徒のブーイングが聞こえてくる。

トマト系料理に合うスパイスの代表格、オレガノやローリエだと入ってもブーイングは聞こえないのだけど、どうしても味が決まらなくて調味料庫にあったセイジとクミンをほんの少し入れたことがあった。

その味見をした時、自分でも「失敗したな~!」

そりゃそうだろう、セイジにしてもそうだし、クミンはインドカレーによく使われる香辛料。結構、強烈な個性がある香りなので、自分ではほんのポッチリのつもりだったのだけど、入れたこと自体が間違いだった。
作る方がこう思うのだから、生徒にとってはさらに「なんじゃこれ?」だっただろう。
給食後、何人かの生徒から今日の味はな~って言われてしまった。

そんな生徒の一人からのコメントは「中近東の味がした」、・・・ゴメンナサイ。

世界中には様々な食材がある。
見たこともなければ食べたこともないものが多数あるはず。
それでも国際的な流通がこれだけ盛んになると、日本にいながらにして様々な食材が手に入る。

とはいえ、食材は同じでも味が違う、料理が異なるのは何故だろうか?

その理由のひとつは調理法だろう。
しかし、もっと大きなものは、料理を作る時の調味料類であり、香辛料だと思う。
トマトサラダでも、ドレッシングに醤油を入れるだけで「和風」という名前で通用する。ごま油を入れれば「中華風」でOKとなるはずだ。

その後、調べてみるとクミンは中近東料理で使われていると書かれていた。
私は中近東の国々に行ったことは無い。
だから、本場の中近東で食べるものが、本当に失敗トマトシチューのような味なのかどうかは分からない。
おそらく「中近東の味がする」と言った生徒にしてもそうだろう。

摩訶不思議なアラビア~ンなものにしてしまったことは全面的に私のミス。
でも、ほんのちょっとのスパイスで異国を思い浮かべられる感性は、大事にしていってほしいなあと思っている。

アラビアン


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チン!


Category: 給食の話   Tags: ---
ブロッコリー


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2010年ももう少しでオシマイ・・・。

よく言われることだけど、年を取ると加速度的に1日、1週間、1年があっという間に過ぎて行く。
私は今年1年何をやったかな?目をこすって鼻かんでる間に終了って気が・・・

こんなだから、ふとした時に「今ってこうなってるの?」とビックリマークが100個並ぶくらい驚かされる事がある。
そのビックリマークを提供してくれるひとつに「家電」があると思う。

家電というのは不思議なもので、壊れる時には一気にあれもこれもと情け容赦なく壊れてる気がするけど、平和に時が過ぎる時には電球1個切れることが無い。
だから、たまに家電量販店などを覗くと「キミはいつの間にこんなに立派になったんだい?」と感嘆の声を上げるし、もし以前に一度でも気にしていた商品であったのなら更なる進化を遂げた姿におったまげたりする事がある。

様々な家庭があるから「ウチにとってはこれが必需品」の順位は変わってくるだろうけど、調理家電の分類であれば「電子レンジ(電子オーブンレンジ)」は今や不動のポジションを獲得していると思う。

このレンジ、家庭だけでなく、お弁当温っため用としてスーパーやコンビニの片隅にも置いてある。
昔は「温める」ことだけに特化した商品と思っていたけど、最近はスチームだ、オーブンだってのは普通で、2段調理なんてのがこの商品のウリになっているとも聞く、年々進化している家電の一つだと思う。

面白いのは、家庭などでこの方のお世話になる時、冷蔵庫(冷凍庫)からごはんを取り出して「これ、(電子)レンジで温めてくれる?」と言わなくても「これ、チンして!」だけで話が通ってしまうこと。
私の持っている電子レンジは「チン!」ではなく「ピッピ~、ピッピ~♪」と鳴る電子音。音は変われど日常用語は「チン!」のままで話は通る。

温めるを中心としたこの家電。
もう一つの仕事としてよくパンフレットに書かれているのが「下処理」
つまり、生の大根やほうれん草、キャベツなどを加熱したり、冷凍されている肉や魚などの解凍。
加熱するものはガスレンジを1個占拠されることなく下処理が出来るのだから、上手に使えばとても便利な機能のはず。
便利なはずだのに、私は肉や魚の解凍に使うことはあっても、野菜の下処理ってことで言えば、ジャガ芋やカボチャの加熱下処理以外に使ったことはほとんどない。

理由は一つ。上手く使えない。

小松菜などの葉モノなどはクテンクテンにしてしまうか、まだ生状態のいずれか。
人参などの根野菜にしても同様。
それと、正直、ブロッコリーなどは普通に鍋で茹でた方が旨いって思ってしまう。
他の野菜にしても、普通に茹でこぼした方が旨いんじゃ・・・。
家庭で使えば時間も手間も短縮してくれる便利な家電だろうけど、さらに便利に使うためにはやはり学習は必要ということなのだろう。

とは言え、あーだこーだ並べても便利な調理家電であることに変わりないのだけど、もし、これがちょっとしたお店やレストランに行って、メニューから「これ!」というのを頼み、待っている時。

厨房の方から「チン!」という音が聞こえて来たら、何だかソンをした気分になってしまう。
出された料理が目の前に来ても、さっきのチン!はこの野菜か?いや、それとも肉を解凍してたのか・・・?
などなどがよぎってしまい、どんなに美味しくてもありがたみが少しトーンダウン。
もし「チン!」の音さえ聞かなければ、おおっ!こりゃ旨い~♪って気持ちだけだったろうに、心理というのは面白い。

給食では電子レンジを使ったことが無い。
量が多いからって理由だけでなく、給食で冷凍はうどん、それとホールコーンを使う位だしこれらは茹でて使っている。
野菜にしても、茹でて途中でつまみ上げハグハグ食べてみて「後、30秒くらいかね~」なんて話しながら下処理をする。

もし、給食を食べていて「おいしいね~!どうやって作ったの?」と聞かれて「これはね、まず電子レンジで○○を加熱するでしょ、その後に調味料を入れてさらに3分くらいかな~、レンジでチンするとね~」・・・

手間ひまはかけりゃいいってもんじゃないだろう。
だから、日常の「便利」のため家電はドンドン進化しているし、その便利を使わない、使いこなせないのは宝の持ち腐れなのかもしれない。

とは言え、家庭以外で料理を食べる時のチン!を普通に受け入れるのは、ちょっとフクザツな心理がまだある昭和人なのだった。


電源盤



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俵と三角


Category: 給食の話   Tags: ---
狐のゴンゾー


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日本全国、ご当地ものにはビックリするものがある。

最近では「B級グルメ」と称し、値段は高くないけど「そんなことするんですか?」「そうやって食べるんですか?」と思わず聞いちゃう様なものもあったりする。

栄養士も、その土地で生まれ育った人ばかりではないだろう。
もしかしたら北海道の人がヨメになって九州に住み、そこで栄養士をしてる人がいるかもしれない。
そうなると、生まれ育った北海道では定番のものが、九州では驚きの対象となる可能性だってあるはず。
もし、学校からもらって来た献立表や、出された給食に驚きの一品があったら「もしかしたら、この人の出身地は・・・」と大らかな心で見ていただければ、と思ったりもしている。

なんてことでこの話は終わりではなく、ここからからが始まりで・・・。

そう言った地域性は食材だけでなく、形にも表れる事がある。

いい例が「稲荷寿司」の形だと思う。

関東では(少なくとも東京では)、稲荷寿司と言えば1枚の油揚げを真ん中からスパっと切り、中に酢飯を入れて俵型にするのが定番だと思う。

しかし、四国で稲荷寿司を頼んだら、油揚げを三角形に切り、その中に酢飯を詰めたものが出て来て、最初、これは何だろうか?と思ってしまった。
その後、あれこれ話を聞いて、どうやらこの三角形はお稲荷さんと言えばキツネ。そのキツネの耳をかたどり、三角形にしてあるんだよ、と教えてもらい「へえ~っ!」と感動してしまった。

稲荷寿司には起源とか発祥の地とか諸説あるようだけど、この話をしていたら名古屋出身の栄養士が、名古屋の稲荷寿司は偉い!と一席ぶって来た。

なんでも名古屋方式は、1枚の油揚げを真ん中から切るところまでは東京と同じ。
しかし東京が酢飯にほとんど具を入れないのに対し、名古屋の酢飯は五目がほとんど。
そして、油揚げの口を上にして、中に酢飯を入れて上にトッピングをする方法。卵やデンブなど彩り良く並ぶととっても美味しそうだと言うのだ。
最近では、お持ち帰りコーナーで名古屋系(と呼んでいいんだろうか?)の稲荷寿司を見ることは珍しくなくなった。

稲荷寿司は庶民の食べ物。
だから、東京だ、四国だ、名古屋だと言っても、もしかしたらその土地の中でも「ウチはそうじゃない!」って方もいるかもしれない。
でも、それがそこの土地、そこの家の特徴なのだから、いちいち違う!と目くじらを立てる必要も無いと思っている。

そんなバリエーションを持つ稲荷寿司。
いつもと同じ献立であっても、ちょっと形が変わるだけで興味が沸き、食が進むこともあるだろう。
これは大人だって子供だって同じはず、いや、好奇心が強い子供の方がより食いつきがいいかもしれない。
それに、日本全国、同じ稲荷寿司でも様々なものがあると知ることは、ちょっと楽しいし、その土地に興味を持つことに繋がるかもしれない。

私は、給食で稲荷寿司を作る時には俵型がほとんどだけど、目一杯ご飯を詰めた稲荷寿司を作る時には名古屋方式でやっている。
しかし、三角形のキツネの耳型の稲荷寿司は今までやったことが無い。

今度、稲荷寿司の献立を入れる時には、三角稲荷を出してみようか?
そして「なんで三角なのか分かる?」って生徒に聞くのも、ちょっと楽しみだ。


稲荷寿司


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思ひ出の扁桃腺炎


Category: 日々の出来事   Tags: ---
動物病院


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このブログは給食についての話がほとんど。
色々なコメントをいただいて、ああ、こういう給食もあるんだなあ、とか、こうなってるんだ!などなど、私の方が教えていただく事の方が多く、本当にありがとうございます。

今日、ふと自分がどんな給食を小・中学校で食べていたかを改めて思い出そうと薄い記憶をたどってみたけど、ビミョ~。
このブログに書いてたような事しか思い出せない自分に呆れてたのだけど、忘れられないことがひとつある。

小学校5年生の時。
私は扁桃腺がデカくて風邪をひくと人一倍高熱が出て、3~4日、酷いときには一週間くらいは学校を休まなくてはならなかった。
こういう時、気になるのは勉強・・・の訳も無く、給食だった。

その扁桃腺炎で寝込んでしまった時、2日後の献立表を見てみると「クッキー」とあった。

クッキー。

ビスコが魂をとろかす魔物だった昭和の時代、母親の機嫌がいい時にたまに買ってくれていたABCビスケットは食べていても、異国の響きのするクッキーはお目にかかることはまずなかった。
小学校5年生の女の子にとってクッキーは殺し文句。
それも給食で出るというのだから、どんどん妄想は広がる。
どうしても学校に行きたい。いや、行かねばならない!

いつもだったら布団からゴソゴソ出て母から怒られてるのに、薬を飲み、必死で寝ていた。可能な限り、知っている近所の神様を思い出して神頼みもした。
・・・、にもかかわらず、熱は下がらずクッキーが私の口に入ることはなかった。

この時のガッカリ感は今でも覚えてる。
たかが給食、たかがクッキー。
いやいや、そんな簡単にかたずけられるもんじゃあなかった。

ところが、不思議な事にその後の事を覚えていない。
私の事だから、学校に復活したら「ねえねえ、どんなだったの?」と聞きまくっててもおかしくないはず。
食べられなかった悔しさで、忘れたい、なかった事にしてしまいたいという気持ちの方が強くて何も覚えてないんだろうか?

しかし、散々書いといてなんだけど・・・。
給食にクッキーっておかしくないか?
後にも先にも献立表にクッキーがあったのは、食べ損ねたあの1回だけ。
栄養士はどういうつもりでクッキーを献立に入れようと思ったのか。
そもそもどういったシロモノだったのか。

今となっては謎だ。


リクエスト


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ヤッターマン


Category: 献立の話   Tags: ---
大根


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何度も繰り返して言うもんじゃないけど・・・、私は偏食栄養士。

偏食はアレルギーとかでなく、れっきとした「ワガママ」、自慢をブッこく理由は何も無い。
苦手なものでも「牡蠣」や「生レバー」などは調理従事者として「食べない方がいい」もっと言えば「食べてはいけない」食材。
だから勧められても、理由がハッキリしてるから堂々と「食べてはいけないんです」とにっこり笑いながら答えられる。ホントはにっこりではなく、ニンマリしちゃってるかもしれない・・・

生徒の中でも、あれダメ、これイヤってものは当然ある。
中でも豆とキノコはこれまた以前書いたエントリの通りだし、相変わらず豆については刻んだりミキサーにかけたりと小細工に忙しい献立を作っている。

しかし、前回やってまるっきりNGだったものが、何の前触れもなく完食に変わってビックリさせられる事がある。

これからの季節、おいしくなる食材のひとつに「大根」がある。
身が締まり、甘みを増した大根は本当においしい。
給食では生は出せないので、下ゆでして大根サラダ、タレに入れて和風卸し、そしておでんに変身してくれる。

この「おでん」。
冬場限定、それに私はごった煮風でなく、一個一個ちゃんと食べるおでんにしているので以外とお高い献立になる。だから、「おでん」の献立名で給食となるのは一冬でせいぜい1~2回になる。

わかめご飯や五目ご飯などと一緒におでんの献立をするのだけど、一番人気の「煮卵」は何も言わなくてもハグハグしながら食べる。余って給食室に残菜で戻って来たことなぞ無い。
はんぺん、さつま揚げ、竹輪など、このあたりの練り製品も問題無し。
コンニャクや結び昆布は微妙な存在だろうけど、まあ、どうにかってレベル。

そして問題の大根。

生徒にとって煮付けた大根は匂いなのか味なのか、バラバラの理由なのだけどイマイチ受けが良くない事がある。
それが不思議なことに、1年生の時に半分以上残ってきて「あ~~~っ」とため息が出る様な状況だったのが、2年生になって再びおでん大根が登場すると全く残菜がないどころか、配膳を手伝っていると「おでん!やった~、大根デカい~!」とかおっしゃって下さっちゃう。
そして、実際、ぺろり完食コースとなる。

同じ生徒、同じシチュエーションだのに、彼らに何が起こっているのだろう?

体が大きくなり、必要に迫られてというのもあるかもしれない。
家庭でおでんとは言わないけど、大根を食べる機会が多くなったんだろうか。
それとも・・・

ここでは「おでん」のケースで話したけど、似た様な献立は他にもある。

給食献立で難しいのは、「前回食べなかったけど今回は食べる」のか、それとも「今回もダメ」なのか、見極めること。
食べないのであれば、豆の様に小細工が必要。
でも、いつの間にか「おでん大根ヤッターマン」に変身されちゃった様に、知らない間に完食コースになっていると、つい調子こいて「じゃ、この献立も~!」とトライして自爆すること。

できれば「私はこれが好きになりました」「食べられる様になりました」と自己申告制度、あればいいのになあ。
そう思いながら、今年もおでん献立の季節。さて、今年の反応は・・・。


ちくわぶ


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家庭の味


Category: 給食の話   Tags: ---
冬の家

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皆さんは栄養士の普段の食事ってどんなもんを食べてるか、気になる方もいらっしゃるかもしれない。

お答えしましょう。
私の場合、正直に告白すると「相当手を抜いている」。

材料だってスーパーに買い物に行けば、まずは割引シールのついたものを狙う。20%引きだったら30%にいつなるのか?と虎視眈々とするくらい値引きシールは外せない。目的のものと違ったところで、どーってことはない。値引きシールに合わせたものに変更しちゃうだけ。

料理そのものだって、今の季節なら1週間鍋が続くと言ってもいいくらい。
ザッと材料をきって火にかけていただきます。
手の混んだものは作らない、計量はテストキッチンでもしない限り野性のカンだけですませてしまう。
マトモな料理はいつ作るんだ?
う~ん、デカイ声じゃ言えないけど、誰か来るとかで見栄をはりたい時・・・

こんなトホホ~な食生活を普段はしているし、コンビニ弁当やカップラーメン、売ってるお惣菜のお世話になる事だってある。
ただ、この手の「できあい」と呼ばれるもの、続くと飽きてくる。
言葉は悪いけど、一本調子とでも言えばいいのか、先が読めてしまう。
これは私に限らず、じゃないだろうか?

売っているお弁当やお惣菜、そして外食のお店などはいつも同じ味になるように工夫をし、作っているはず。
その研究と努力には頭が下がる。

しかし家庭料理の場合、肉じゃがを作るにしても、肉の量が多かったり少なかったり、時には材料そのものが違ったりすることもあるだろう。
ついでに機嫌がよくてテンション高かったり、ムカついててチクショーだったりしたら、気分で味付けが変わる事だってあるかもしれない。

これが味が一定にならない原因のひとつだと思っている。
そして同じ料理を作っても、その時々で出来上がりがちょっとずつ違うのが家庭料理の醍醐味であり、だからこそ飽きないのだと思う。

給食って、経験された方ならお分かりだろうけど、決してご馳走が出る訳じゃ無い。
内容にしたって、甘いの辛いの、固いの柔らかいの、熱いの冷たいの・・・こうだったらいいのになあって願望は誰しもあると思う。

だけど不思議な事に「飽きた」って聞いた事が無い。
これは、給食も家庭料理同様、同じ献立であっても材料や味付けが多少違う事が多いからかもしれない。

長ければ小・中学校の9年間、ずうっと食べ続ける学校給食。
栄養士のテンション次第で味が変わってさ~、なんてことじゃ困るけど、家庭で食べる料理に近い、似ているところもあるよね、だから給食って飽きないんだ。
こんな風に思われる事も大事なんじゃないかな、と思っている。


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テーマ : 絵日記    ジャンル : 日記

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現役の学校管理栄養士の日記です。

管理栄養おたぬき

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現役の学校栄養士の日記です。

初心者マークの写真とイラストで給食、日常、おとぼけ話などを書いています。

 
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